はじめましてExcel English Club 代表の山崎です。

実は私には幼児や小学生に英語を教えることを封印していた時期がありました。それがなぜ今こんなに幼児の英語教育に熱くなっているのか、そのいきさつをお話してみたいと思います。

若い頃英語塾の講師をしていた私は何人もの中学生の成績を３から５にしました。でもなにか違う・・・。
こども英会話の講師もしてみました。レッスンはとても楽しくて充実感もありましたがやはりなにか違う・・・。
子供英会話の指導方法を会得しようと日本の児童英語指導のパイオニアの先生の講座を３日間缶詰になって受けてもみましたがでもやはり・・・。
週１のレッスンでは２年たっても単語と挨拶程度。習ったことは確かに話せるようにはなるけれど・・・。
そして私は幼児・小学生に英語を教えることを罪悪感から封印してしまったのです。

転機が訪れたのは子供を授かり母親になってからです。
子供英会話の講師をしていた私のお腹の中で 英語を聞いていたのでしょう。わが子に不思議なことが起こりました。英語の処理の仕方が他の子供たちとどうも違うのです!?　１才で音源付き英語絵本に夢中になりました！！

小４で英会話を始めたら水を吸い込む乾いた砂のよう。ニュージーランド訛りでもなんでもＯＫのリスニング力。生まれつきおしゃべ りなのが幸いし会話も楽しむようになりました。中２でオーストラリアにホームステイしましたが、そんなに困らなかったよと嬉しそうでした。高卒で米に留学し、１ヶ月で語学コースを終了。晴れて大学入学を果たし、自分以外は米国人という学部に進み最優秀新１年生賞までいただいてしまいました（普通は語学コースに日本人だと１～２年在籍するそうです）。

長女がお腹の中で聞いていたのは、マザーグ ースなどを取り入れたどこにでもあるけれど、日本の子供向きの物ではなく英語圏の子供たちが親しんでいるものでした。英語脳のスイッチがONになったのでしょうか？？？

幼少期を外してしまった生徒さんでも、All Englishで指導すると、従来の教えかたに比べ英語の情報処理量がぐんと伸びます。そして何より英語をコミュニケーションのツールとして体感してくれます。

年長のとき私の英語教室に入ってきた生徒さんですが、中学生で日常会話ができるようになり、高３で英語のウエブを読むほどなりました。そしてこの春北大法学部に無事合格しました。英語を日本語に訳さずに問題を解くようになったので、入試では見直しをした後に３０分も時間が余ったそうです。

もちろん、勉強があまり得意ではない生徒たちも通っています。でも皆口ぐちに、『スポーツの大会で外国の子供がいて、なんて言ってるかわかったから、私も単語並べただけだけど話したよ。』、『修学旅行で外国人に話しかけられたら、ちゃんと答えられたよ。』、『ALTの先生の英語のスピーチを学年トップの子が何言ってんだろう？？て困ってたから僕通訳してあげたんだ。』等々嬉しそうです。

言葉も数学も物理も人間が作ったものではなくて、もともとこの世に存在すべく存在しているものを人間が見つけて記号をつけたもの。子供たちの体の生理に沿うように体感させてあげるといいのです。5科目の中で皆さん、英語の成績が突出してくるのです。

つまずいたって又そこからがスタートです・・・。
大人の手を借りなくても自分で体感できる子、できない子様々です。

保育を全て英語で行う幼稚園の経営のお話をいただいたこともあります。でも私は子供たちには、家庭・幼稚園・保育園・地域の中のたくさんの人との日本語の交わりの中で豊かな心を育んで欲しいと願っております。

英語はメイン料理ではなく、あくまでスパイス。ご家庭やお子様に“にっこりスパイス”をご提供できれば嬉しく思います。

あ、でも自ら学ぼうと決めた中高生には楽しくも厳しいレッスンが待っていますよ。

そんな事、こんな事を考えておりますが、ご縁がありましたらお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１０年４月１日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Excel English Club
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　山崎僚子